日々忙しいですが、読書してますか?
読書は自分との対話とも言われ、人生をより良くします。
今日はビジネスマンや、アーティスト、芸人さんなど様々な業界人に影響を与えている
岡本太郎さん著「自分の中に毒を持て」をざっくりご紹介していきます。
1,どんな人物か
2,作品の幅
3,本の内容説明
4,まとめ
1、どんな人物か
19歳の時 両親の取材に同行、渡欧
21歳の時 ピカソの絵画に感動し、そこから本格的な芸術活動を開始
29歳の時 ドイツ軍によるフランス侵攻によって帰国
30歳の時 日本の二科展にて渡欧中、制作していた作品を発表
31歳の時 太平洋戦争の兵役として、中国戦線へ
35歳の時 戦火によって自宅にあった作品が全て焼失
36歳の時 二科会員に推挙、作品の幅も広がっていく
享年84歳 急性呼吸不全により死去
出来事をまとめました。
戦争を体験したことで尚更、岡本太郎さんの作品はギラギラと
生命力に満ちていったのでしょう。
もっと詳しく知りたい方はリンクからどうぞ
https://www.taromuseum.jp/introduction.html
2、作品の幅
絵画
→痛ましき腕
→森の掟
陶芸
→太陽の塔
→無籍動物
写真集
→岡本太郎の沖縄
→岡本太郎が撮った「日本」
など様々な表現方法で活動していました。
※ここにあるのは本の一部です。
3、本の内容説明
1章 経歴、美術活動、考え方
自分の道への悩みや、美術活動のきっかけを冒頭で語ります。
そしてパリでの活動、読んできた書籍の紹介
「危険な方にかけろ」等のマイナスな感情の解釈の仕方へと
続きます。
2章 日本の教育、社会の対する違和感
学校教育での書き順指導に対する実体験や、
成人式に対しての疑問を他民族の行事と絡めて意見しています。
Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像
3章 恋愛観
結婚が男女の最終目的か?という結婚への疑問を自分の考え方で回答して
います。そこから恋愛をどう捉えるか、愛とは何かと深層へと進みます。
mohamed HassanによるPixabayからの画像
4章 ものの捉え方、生き方
美術の美醜について、作品の新しい見方の提案や
日本人に対する注意喚起から、人類がこのままどういう道を辿るかの考察、
生きることは、非合理という答えにたどり着いた著者が生き方に対する考え
を述べます。
4、まとめ
抽象的な内容なので、自分だったらどう置き換えるか?
という考えで読み進めることがいいかもしれません。
生き方、という抽象的な疑問に明確な答えを求めるために読むのではなく、
自分の生き方に向き合う、再考する、内容になっています。
岡本太郎さんは自分の生き方を常に問い続けていました。
いかに自分の視野が狭く、何に囚われているか。
目の覚めるような発見をこの本から探してみてください。