今敏監督の「東京ゴッドファーザーズ」を今更ながら鑑賞しました。作画に惹かれた、が主な理由でしたがクリスマスの時期が近いので季節感ぴったりでした。
初見で楽しみたい方は、ネタバレがあるので注意です!
1、あらすじ
2、登場人物
3、西沢幸子
4、まとめ、感想
の順で書いていこうかなと思います。よろしくお願いします。
1、あらすじ
ギンちゃん、ハナちゃん、ミユキ、三人のホームレスがゴミ捨て場で赤ん坊を拾います。警察に届けようと提案するギンちゃん、ミユキに対し、ハナちゃんは赤ん坊を捨てた理由を聞きたいから、母親を探すという提案をします。そこからひっきりなしに色んな奇跡が起こります。
2、登場人物
ギンちゃん・・・髭がもさもさのおじさんホームレス
ハナちゃん・・・長身で、母親になりたいオカマホームレス
ミユキ・・・家出少女、上記二人と行動を共にしている半ホームレス
赤ん坊(清子)・・・きよしこの夜からハナちゃんが命名、作中で泣き声が大事な役割を果たしてます。
西沢幸子・・・赤ん坊を夫に捨てられた。三人が探していた母親・・・?
この最後の西沢幸子が怖い!同情しちゃう理由も語られるんですけど、やっぱり怖い
3、西沢幸子
物語が始まって、お母さん探すなんて無理すぎる・・・って思ってたんですけど奇跡が重なって少しずつお母さんである西沢幸子に近づいていき、無事赤ん坊を返すことができました。
西沢幸子とその夫は借金をして色んな場所を転々としており、最後にたどり着いた家の中もゴミだらけで「あっやばい予感がするぞ」って見てるこっちはドキドキしました。
案の定「やばそう」という予感が当たってしまいます!
西沢幸子が本当の母親ではなく、病院で盗んだ他人の子を我が子にしようとしていました。その行為に恐怖を感じ、夫が赤ん坊をゴミ捨て場に捨てたのです。
西沢幸子の執念はすごいです。
・手元に赤ん坊が戻ってきたあと、自分の母乳を吸わせようとする
・屋上で赤ん坊と飛び降り自殺しようとしますが、奇跡が起こって救出。
その際に赤ん坊を盗んだ経緯が語られます。生まれる前にお亡くなりになり、他人の赤ん坊がうらやましくなって盗んだと・・・。
命が生まれる確率は宝くじよりも低いってどこかの記事で読んだことがあります。
全員当選してる訳ないんですね、頭がおかしくなるくらいほしいと望んでいる人も当然存在するんだと感じました。極端な例かもしれないですが・・・
最後には夫も改心して一緒にやり直すという宣言、ハッピーエンドで終わってよかったです。
4、感想、まとめ
この作品、全部の奇跡を語ろうとしたらストーリーになっていくんですよね。これを書いているときにリストアップしてたらはっとしました。
毎日が奇跡の連続なのかもしれない、生まれてくることこそ奇跡なのかもしれないというありきたりな感想に着地してしまいました。
今パソコンを打っているキーボードの感覚も、画面を見て目がボヤつくのも全部宝くじが当たったからあるんだな、両親と自分の運に感謝です
あと、題名に関してですが男性の気持ちが父親になる瞬間が描かれているのでファーザーがあるのかなと思いました。
ありがとうございました。